baseS バーズ（家具工房Les Beaux Bois ボーボワ）

青葉通り店にはギャッベが入荷してきました。



ギャベGABBEHとは、ペルシャ語で「粗い」という意味で、古代から、イラン西部のザグロス山脈から南部ファース州の高原にかけて、遊牧民によって織り続けられている「毛足の長い絨毯」を指します。

ふかふかでラフに織られたギャベは本来軽く、山岳地や砂漠など過酷な自然を旅する遊牧民にとって、移動に便利な敷物、夜具、時には寒い夜にロバや鶏など家畜を保護するカバーの役割を果たすものでした。
また近年のヨーロッパや日本でのギャベ人気の高まりにより、敷物や、壁掛など、インテリアとしての輸出用の生産が増加していますが、織り手は遊牧民に変わりはなく、ギャベの集散地は、オアシスンの古都シラーズです。
ギャベの色とデザインンも、遊牧生活から生まれた親しみのあるもが多く、簡素で大らかです。

ギャベの種類には「ナチュラル」と「カラー」の２つがあり、
ナチュラルは染めずに羊毛の微妙な色の違いだけで模様や味を出すもの。
カラーは草木染によるもの。
模様は花、人、動物、幾何学模様なありますが、遊牧民たちの願いが込められています。

12月には岡部のショールームにてオールドからニューまでギャッベ&キリムを約100枚を集めたフェアを開催予定です。
ぜひそちらもお楽しみに