baseS バーズ（家具工房Les Beaux Bois ボーボワ）

青葉通り店にオールドギャッベが入荷してきました。



ギャッベとは…
イラン高原、南ザークロス山系一体を生計の舞台とする　南ペルシアの遊牧民によってつくられている　ユニークな絨毯です。
古くは１６世紀サファヴィー朝の記録にも残り、ペルシャ絨毯とは違ったデザインとテイストは「アートそのもの」と　欧米で注目を集めています。

新しいギャッベ&キリムと、オールドの違いについて

オールドの特徴は、商業的に織られたものではなく、遊牧民が生活用具として自分たちのために作ったものであるということです。
一枚一枚織り手が糸を染めるところからはじまります。草木染で行なわれています。
柄も自分の好みのものを織り込んでいくため、面白い柄のものが多く、中にはどんな意味合いの柄なのかわからないものもあります。

古いものほどその価値(価格)が高くなります（全てにあてはまるわけではありません）
その理由としては…
・色合いに深みが生まれるため
キリムは使い続けることにより、色がだんだんと抜けてきます。退色によって生まれた色合いは、染めた段階では決して出せる色ではないことから価値が上がるのです。（※草木染のものであることが絶対条件です。）

・柔らかさが増すため
キリムは使い続けられることにより、柔らかさが増してきます。
特に羊毛・ヤギ毛・ラクダ毛の場合はその違いが顕著です。
初めのうちは毎回毛が抜けるのですが、オールドは細かい毛がほとんどなくなり艶が出てきます。

　　ニュー （New）･･･・・・・・・・・製作後２０年未満のもの
　　セミ・オールド （Semi Old）・・・製作後２０年以上５０年未満のもの
　　オールド （Old）･･･・・・・・・・製作後５０年以上１００年未満のもの
　　アンティーク（Antique）・・・・・製作後１００年超のもの



12/8～12/16は岡部ショールムに100枚近くのギャッベ&キリムを集めた展示会を開催します。
お楽しみに。